AIを信頼できる情報源として使う際の注意点

1. 事実とAIの出力は一致しないことがある

2. AIは「正確性」より「整合性」を優先する

3. AIは最新情報を知らない場合がある

4. 情報の偏り(バイアス)に注意

5. 著作権・個人情報・倫理的リスク

実践的なまとめ

項目 チェックポイント
情報の正確性 一次情報と照合(公式サイト・原典)
出典の確認 AIが提示する「引用」には注意
最新性 リアルタイム性は保証されない
中立性 複数AIや人間視点でクロスチェック
倫理・法的観点 社内ルール/法令に準拠した使い方を徹底
公式情報を確認すべき具体例
確認したい内容 AIだけで判断すると危険な理由 確認先の例
法律・制度 法改正や運用変更により、古い情報になっている可能性があるため 省庁、自治体、e-Gov法令検索など
税金・インボイス・会計 年度や経過措置によって条件が変わることがあるため 国税庁、税務署、顧問税理士など
補助金・助成金 募集期間、対象者、条件、予算上限が変わることがあるため 自治体、官公庁、補助金公式サイトなど
医療・健康 個人の症状によって判断が異なり、誤った判断が危険につながるため 医療機関、厚生労働省、医師・薬剤師など
雇用・労務 会社規程、契約内容、法令により対応が変わるため 厚生労働省、労働局、社労士、会社の規程など
著作権・商用利用 素材、画像、音楽、AI生成物の利用条件がサービスごとに異なるため 利用規約、文化庁、権利者の公式情報など
ソフト・アプリの使い方 画面や機能がアップデートで変わることがあるため 公式ヘルプ、公式サポート、アプリ内の案内など
ニュース・時事情報 新しい情報が出ている可能性や、誤情報が混ざる可能性があるため 報道機関、政府発表、企業の公式発表など
AIに入れてはいけない情報
AIに相談するときは、「この内容を外部の人に見られても問題ないか?」を一度考えてから入力しましょう。

入力しない方がよい情報の例

  • 氏名、住所、電話番号、メールアドレス
  • 生年月日、マイナンバー、口座情報、クレジットカード情報
  • パスワード、認証コード、ログイン情報
  • 顧客情報、受講生情報、取引先情報
  • 契約書、請求書、見積書、未公開の社内資料
  • 売上、利益、給与、取引条件などの社外秘情報
  • 病歴、障害、家庭事情、相談内容など、本人のプライバシーに関わる情報
  • 公開前の企画、原稿、デザイン、事業計画

どうしても相談したい場合

内容をそのまま入れるのではなく、個人や会社が特定されない形に置き換えてください。

例:
「山田太郎さん」→「Aさん」
「株式会社〇〇」→「取引先」
「具体的な金額」→「おおよその金額」
「実際の契約書全文」→「相談したい部分だけを一般化した内容」

AIは便利な相談相手ですが、守秘義務のある情報を預ける相手ではありません。 仕事で使う場合は、会社や研修先のルールも必ず確認してください。

AIに内容を学習・改善利用されないようにする設定

ChatGPTやGeminiなどのAIサービスでは、入力した内容がサービス改善やAIモデルの学習に使われる場合があります。 仕事・個人情報・受講生情報・社外秘情報を扱う場合は、入力前に設定を確認してください。

大切な注意:設定を変更しても、「完全に保存されない」「絶対に誰にも確認されない」という意味ではありません。 サービス提供、安全確認、不正利用対策などのために、一定期間データが保持される場合があります。
ChatGPTの場合

ChatGPTでは、「Improve the model for everyone(すべての人のためにモデルを改善する)」をオフにすることで、 新しい会話がAIモデルの学習に使われないように設定できます。

画面上の表記は、利用環境や言語設定によって 「すべての人のためにモデルを改善する」 「Improve the model for everyone」 などと表示される場合があります。

パソコンでの設定手順

  1. ChatGPTを開きます。
  2. 画面右上または左下にある、自分のプロフィールアイコンをクリックします。
  3. 「設定」をクリックします。
  4. 「データ コントロール」または「Data Controls」を開きます。
  5. 「すべての人のためにモデルを改善する」または「Improve the model for everyone」をオフにします。

スマートフォンアプリでの設定手順

  1. ChatGPTアプリを開きます。
  2. メニューを開きます。
  3. 自分のプロフィールアイコンをタップします。
  4. 「データ コントロール」または「Data Controls」を開きます。
  5. 「すべての人のためにモデルを改善する」または「Improve the model for everyone」をオフにします。

一時的に使いたい場合:一時チャット

ChatGPTには「一時チャット」という機能があります。 一時チャットは、通常の履歴に残らず、メモリにも使われず、AIモデルの学習にも使われません。

ただし、一時チャットも安全確認や不正利用対策のため、一定期間確認・保持される場合があります。 機密情報や個人情報を入れてよい、という意味ではありません。
Geminiの場合

Geminiでは、「Gemini アプリ アクティビティ」の中にある 「アクティビティの保存」をオフにすることで、 今後の会話がGoogleアカウントに保存されにくくなります。

画面上の表記は、 「アクティビティの保存」 「Gemini アプリ アクティビティ」 「Keep Activity」 などと表示される場合があります。

パソコンでの設定手順

  1. Geminiを開きます。
  2. 「設定とヘルプ」をクリックします。
  3. 「アクティビティ」をクリックします。
  4. 上部にある「オン」をクリックします。
  5. 「オフにする」または「オフにしてアクティビティを削除」を選びます。

スマートフォンでの設定手順

  1. Geminiアプリを開きます。
  2. メニューを開きます。
  3. プロフィール画像またはイニシャルをタップします。
  4. 「Gemini アプリ アクティビティ」を開きます。
  5. 上部の「オン」をタップします。
  6. 「オフにする」または「オフにしてアクティビティを削除」を選びます。
Geminiでは、「アクティビティの保存」をオフにしても、会話が最大72時間保存される場合があります。 また、この設定をオフにすると、Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダー、YouTubeなど一部の接続機能が使えなくなる場合があります。

過去のアクティビティを削除したい場合

  1. Geminiを開きます。
  2. 「設定とヘルプ」を開きます。
  3. 「アクティビティ」を開きます。
  4. 削除したい履歴を選びます。
  5. 「削除」を選びます。
「オフにする」は、今後の保存を止める設定です。 過去の履歴も消したい場合は、「オフにしてアクティビティを削除」または、アクティビティ画面から削除を行ってください。

安全に使うための基本ルール

設定変更は安全対策の一つです。 ただし、最も大切なのは「AIに入れてよい情報」と「入れてはいけない情報」を分けることです。

AIの答えを使う前のチェックリスト

AIの答えは、そのまま完成品として使うのではなく、 まずは「下書き」や「たたき台」として扱いましょう。

AIの答えを使う前に、次の項目を確認してください。
情報出典元

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